「振り返り」をすることで、次のステップへのヒントが見つけられ、夢への展望を広げて、自立力を高めていく

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先生私立

雨谷 稔彦 先生
敬愛学園高等学校 進路指導部長 

Q,どのようなお考えで生徒の進路指導にあたられているか教えて下さい。

生徒一人ひとりが、やる気を見せ、意思表示をしたら、達成するまで面倒をみるというのを基本としています。思いやりの心を持ちましょう。エネルギーを持ちましょう。誠実に生きましょう。自立しましょう。知的好奇心をもって過ごしましょう。という想いのもと生徒の指導にあたっています。「フォーサイト」については、特進クラスで取り組んでいます。

Q,雨谷先生の手帳に対するお考えをお聞かせいただけますか。

私自身、色々な手帳を使用しましたし、三日坊主に終わったことも度々あります。
そんな失敗もありまして、生徒たちとは、さまざまな取り組みを試行錯誤してきました。例えば、高校3年間を1冊にまとめて記録したり、今ある生徒手帳の機能を充実させて使うことも考えましたし、一つ一つ渡したプリントなどをファイルをすることや、子供たちが気に入りそうな見た目のものを採用することを実行してきました。

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その中で、3か月間の「振り返り」に取り組んでもらうと、良い成果を出す生徒が見られました。3か月間の「振り返り」とは、記憶力と振り返り力の2つの力を強化するための、「やったことを思い出して記録する」取組みです。
初めに、生徒たちは「前の日に行ったことを次の日の朝に書く」取り組みを3週間行います。そうすると、思ったよりも前日のことを覚えていられるようになります。次のステップでは、毎日「計画を立てたことと、実際にやったことを比べて、実際何パーセント遂行できたのかという観点で自分で自分に得点をつける」ことに取り組みます。

そうして力がついてくると、生徒たちは毎日の点数をつぶさに計算しなくとも、「先週はだいたいどれくらいできた」というのを実感として語れるようになってきます。最後のステップでは、3週間の取り組みに点数をつけていきます。すると、自然と「3週間の中で一番勉強の中で苦労したこと」などがわかるようになっていきます。
この取組みをしていくと、教員側が思っている以上に、生徒たちに記憶力、自立力がついていくということが実感できます。 基本的に、人はなりたいと思ったものにしかならないと考えています。「なりたいもの」に近づくための、「振り返り」をすることが大切ですね。ですから、そのツールとして、手帳はとても良いと思います。

Q,フォーサイトは、雨谷先生からご覧になって、『フォーサイト』はいかがでしょうか。

『フォーサイト』は、毎週、1か月、3か月単位で「点数をつける」ことで「振り返り」をするところが良いですね。生徒たちは「振り返り」をすると、自然と「次のステップへのヒント」を見つけられます。フォーサイトを使って、3か月ごとに振り返っていくことで、1年書き終わった時点で、 1回1回の自分の成長を実感したり、4回まとめて1年分の自分の成長した点、やりたかったこと、出来なかったことが振り返れますし、それが頭に入っていきます。そうすることで、一年間を終えた時点で、一年間の記録から、一番大切な「振り返り」が残るわけです。

また、生徒たちが社会に出て、会社に入ると、四半期決算や年度ごとの決算が求められます。個人についても四半期と一年ごとに評価されます。自分の動きを1週間、1か月、3か月ごとに点数をつけていくこと、そして、課題を見つけ出し、改善策や解決策を考えて、自分でノルマと納期を決めて、実行に移していくことがビジネスの基本ですからね。
このようなことを高校のうちからやっていくと、かなり力をつける生徒が出てくると思います。

Q,おすすめの使い方をお教えいただけますでしょうか。

とにかく、「振り返り」をするために使うことをおすすめします。
朝手帳が書けるような時間に学校に来て、前日のことを思い出して、「こういう計画だったけど、友達と遊んじゃったなあ」というようなことも含めて、記録し、そして友達と見せ合いをする。そのときの、「振り返り」や、友人とのコミュニケーションが刺激になると良いと思います。
その「振り返り」から、今日の学校での過ごし方を決め、行動する。帰りの会では、学校での過ごし方を記録して、放課後から明日学校に来るまでの計画を立てて手帳は学校へ置いて帰るのがおすすめです。それを繰り返して一週間終えて、次の月曜日朝に来て、1週間の自分に点数をつけると良いと思います。

多くの学生・生徒向け手帳がありますが、「朝のホームルームで計画を作り、帰りのホームルームで、それまでの授業がどうだったかを書く。」という使い方をよくお伺いします。この使い方においては、朝は新しい一日の「計画作り」になっているわけです。

私は、前の日のことを書くからこそ、今日という次のステップへのヒントが出てくることもあると考えています。例えば、「前の日は英語がうまくいかなかったから、今日は授業の初めの単語テストで満点をとれるようにもう少し頑張ろう」、というふうに、「振り返る」から、「どうするか」というのに気付けるのです。また、そうすることで、朝は授業を聞く姿勢ができます。ですから、夜振り返って寝て忘れてしまうより、朝振り返って、その日の授業に入った方がいいと考えています。

そして、振り返りがしてある手帳を見ると、反省点から、次のステップが引き出せます。
最初から多くのことを行わせず、楽しんでいく中で、だんだん自分のオリジナリティが出てくればいいと思っています。うまくいったことや、うまくいかなかったこと、そこからの「振り返り」。学生時代にしたそういう経験が将来社会に出て味わうことになる理不尽なことに立ち向かうときにきっと役に立つだろうと考えています。