「自信が無い」を変化させたい

英風 吉田先生

先生私立

吉田 善允 先生
英風女子高等専修学校 教務主事 

Q, 「フォーサイト」手帳を導入した理由を教えて下さい。

英風さん 校舎

1つは基本的な生活習慣を生徒に身につけさせたいと思ったためですが、もう1つ大きな理由があります。それは生徒に「自信」を持ってもらいたいという理由です。
今の生徒は良く言えば自分に厳しく、自分に合格点を出せずに「自信」を持てていないな、
と常々思っていました。自分に厳しいと言えば聞こえは良いのですが、自分自身の頑張りや成果を認めてあげられない生徒は、あまり「自信」が持てていないため、困難なことがあるとすぐに諦めてしまいがちだという問題があります。また、自分に対して合格点を付けられない生徒は、他人を肯定することや受け入れることも難しいと思っています。

本校は高等専修学校であるため、最後の学校生活となる生徒も多くいます。この3年間で、生徒が自ら「自己肯定感」を高める考え方を学ばなければ、そのまま社会に出てしまうことになります。何とかこの問題を解決したいと思い「フォーサイト」手帳を導入しました。

 

Q, 「フォーサイト」手帳にはどのようなことを期待されていますか。

とにかく生徒には「自信」を持てるようになって欲しいです。「自己肯定感」が持てないまま、就職や進学という状況となった方が、自分に合格点が出せないあまり、新しい環境でノイローゼに陥ってしまう場合があることを良く耳にします。

そのような状況に陥る前に「自己肯定感」を高める視点を学ばせなければならないと思っています。まずは「ほめ!ポイント」で自分の良いところを見つけ、それを素直に褒め、他人の良いところも見つけられるようになって欲しいです。

 

Q, 「フォーサイト」手帳を通じてどのような指導をされていますか。

まず生徒たちの「自己肯定感」を高めることを第一に考えています。これまでも、最近の生徒は「自己肯定感」が低いと思っていましたが、実際に「今週の自分の点数」を付けさせてみるとそれが如実に表れました。100点満点で5点という低い点数をつける生徒もいます。そのような生徒には「なぜその点数をつけたのか」を聞きますが、多くの場合はそこまで低い点数をつける明確な理由はありません。生徒たちが自分自身で「自分への点数はこれくらいしか付けられない」と思い込んでしまっているのです。そのような生徒には「手帳に予定を書いて提出しているのだから自分に50点はあげよう」というコメントをしています。

また、「今週のほめ!ポイント」欄も書くように指導しています。この欄は最初のうちは書けない生徒が多くいるのですが、手帳を介したコミュニケーションを継続するうちに、生徒は自分を褒めるポイントが本当に何も無いのではなく、「そのようなことを書いてもよいのかな」と卑下して考えていることが多いのだと分かりました。

私も驚いたのですが、ある生徒に「ほめ!ポイント」欄に書くことは本当に何もないのかを聞いてみたところ、「授業でミシンの使い方を習い、使い方を覚えた」という話題が出ました。それを「ほめ!ポイント」欄に書いてはどうかと伝えると、「その程度のことでも書いてよいのですか」という反応をしました。今の生徒は本当に自分を褒めることが苦手なのだと痛感しています。

小さなことでも何かが出来たら自分を褒める。これを繰り返して「自己肯定感」を高め、自己成長に繋げていってほしいです。そして卒業後いつか、「フォーサイト」手帳を 「振り返り学習」の軌跡として見直し、今後の生活にも役立てて欲しいです。それが私にとっての心からの願いです。

英風さん 手帳