毎日のコメント欄で、 生徒の心の変化を捉える。

楠晋介

先生私立

楠 晋介先生
栄北高等学校 2学年Ⅰ類クラス担任  

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Q, 「フォーサイト」手帳を生徒に配布する際にどのようなお話をされましたか。

今まで使っていたスタディーレコード(学習時間記録の冊子)から、
違和感なく移行して欲しいという思いから、初めは使うページを「週間ページ」に限定しました
コミュニケーションをとることを目的にしていましたので、毎日、
①   前日のコメント(先生以外は見ないから正直に書いてくださいと伝えて)
②   前日の時間割(授業を大切にして欲しいため)
を絶対書くように、余力があれば、時間軸のところに学習内容を書くように指導しました。

週ごとには、1週間の振り返りは必ず書くように伝えました。

Q, 「フォーサイト」手帳はどのような目的で指導されていますか。

自身が担任するクラスでは、とにかくメンタル面のケアを大切にしています。
スタディーレコードでも、生徒とのコミュニケーションのために生徒には、
欄外にコメントを書くように指示していました。

「今週はこれが大変だった」とか、「先生のあの一言、結構響きました」のように、
生徒が思った以上にコメントを書いてくるので、それに私が返信していました。
そうすることで生徒の異変を察知することが出来ます
だから、「フォーサイト」手帳の4行日記は大変ありがたく感じています。
字の書き方や書いている文体ひとつにしても、変化に気づくことができ、
生徒の心の変化に気づくことが出来る
のです。
先生のコメント毎日

先生のコメント

Q, 「フォーサイト」手帳の確認をどのように運用していますか。

メンタル面の変化を察知するため、毎日回収して毎日見ています。
じっくり見たいですし、失くされてしまうのも困りますので、生徒には家に持って帰らせていません。
一日の終わりに回収して、私が放課後確認して、次の日の朝に机上配布しています。
生徒は学校に来てから、朝自分のことを振り返って書いています。
毎日のチェックには25分くらい、月曜日だけは、土、日、週の振り返りまで見るので、
全員分見ると1時間半くらいかかります。
でも生徒がせっかく書いてくるものですから、時間を作って見ています。

また、「毎日二者面談」というのを出来る限り行っていて、
その時に「フォーサイト」手帳を使っています。
手帳に書いてあったことで気になったことを詳しく質問し、
時間の使い方を具体的に指導し
ています。

Q, 生徒の「フォーサイト」手帳を確認されていて気になることはございますか。

最近の生徒の傾向として、自己肯定感が低いと感じています。
私が高校生だった時に比べて、「かまってほしい、気にかけてほしい」と感じている生徒が
多い
ように思います。「フォーサイト」手帳のWEBページで紹介されていた大学教授の方も仰っているように、
時代背景が変わり、家庭の在り方も変わっているからでしょうか。
昔の生徒は、心が不安定で何か抱えていても、別の形で表現をしていたように思いますが、
最近の生徒は、不安を内に秘め続けてしまうところがあると感じています。
近年、スクールカウンセラーを置く学校が増えているのも納得できます。

「フォーサイト」手帳を導入してからは、内に秘め続けてしまう生徒は減っているように感じています。

Q, メンタル面の察知以外で「フォーサイト」手帳が役立つと感じている点はございますか。

小論文指導にも、「フォーサイト」手帳は活用できると感じています。

私のクラスでは指定校推薦や、公募推薦を使って受験する生徒が多いのですが、
「フォーサイト」手帳で毎日の気持ちを書くということがトレーニングになります。
実際に、「フォーサイト」手帳の活用をすすめてから、
小論文を書ける生徒が増えている
ような気がしています。

Q, 2年生のうちに身に付けて欲しいのはどのような力であるとお考えですか。

相手の立場を考えて、コミュニケーションがとれる人になることを目指し、
「フォーサイト」手帳を活用しながら、「気づく力」を身に付けて欲しいですね。
自分で気づけば、自分から行動できるようになります。
教員が血相を変えて言うよりも、生徒自身で気づくことの方が効果的だと思っています。

(以上)