スケジュール管理ではなくタスク管理を

尾関先生 1

先生私立

尾関 泰生 先生
九州産業大学付属九州高等学校 1学年 進学クラス担任 

本校の進学クラスの生徒には部活動の特待生も多く、進学者の多くは付属の九州産業大学に進学いたします。

以前、九州産業大学の先生と進学クラスの卒業生の単位取得の件について話した時に、進学・就職の実績のみではなく、その後のことまで考えて生徒を指導しなければならないと感じました。

特に進学・就職後のことも考えたときに生徒に身につけておいてほしいと思ったのが、「タスク管理能力」や「自己管理能力」でした。高校在学中にこれらの力を身につけさせるために「フォーサイト」手帳を導入しました。

何事であってもそうですが、何か新しいものを導入する際に一番大切であり、一番大変であるのは生徒たちにその取り組みの意義を理解させることです。以前、生活記録のプリントを書かせたことがありますが、意義があまり伝わらなかったことで「書く」ことが目的になってしまいました。そこで、「フォーサイト」手帳の導入にあたっては手帳をつける意義を理解させるためのプレゼンテーションを行いました。まずはなぜ「タスク管理」が必要なのかということから話をしました。

尾関先生 スライド1

「タスク管理」の力を身につけることは「なりたい自分に近づく」ために必要なことです。

そのための「タスク管理」のポイントは「いつかはこうしたい」「いつかは勉強したい」と思っていることを、実際に行うための時間を捻出するよう心掛けることです。我々教員も生徒も「明日提出の宿題」など緊急性の高いものばかりに目を向けがちです。しかし、将来にむけての勉強や自己啓発など、長期的に見ると大事なことにも時間をとるように指導しました。

その他の具体的な指導として以下の2つがあります。

「数値」でわかる目標を設定する

例えば生徒が目標に「英語を頑張る」と書くことがあります。そのときには「頑張る」という抽象的な目標ではなくて、1日に問題を何問説くのかという具体的な数値にするように指導しています。

2, 書き出したタスクは「やりたい順番に」ではなく「優先順位の上位から」実行できる計画をたてる

目標にも種類を持たせ、緊急の目標ばかりにならないようにしています。7種類の目標を必ず立てさせるように指導しています。

①〜⑤までは学習数値目標

⑥は部活の目標

⑦は自分の成長のための目標

ここまでを必ず書くようにし、

⑧〜⑩は自由に書く目標

を書くようにしています。

そしてこれらの目標を達成するための行動計画が立てられているかについても、合わせて指導しています。

尾関先生スライド2