今求められている自ら学ぶ力
「自己調整学習」とは?
個別最適な学びの実現のために注目されている「自己調整学習」。
学習者が自らの学習のあり方を調整しながら、能動的・主体的に学習目標の達成に向かう自己調整学習では、学習活動の基礎として「PDCAサイクル」が想定されています。
これらのサイクルに必要だといわれているのが、動機づけ・学習方略・メタ認知の3要素です。
- 動機づけ
- 何のために学習するのか、学習への興味関心を喚起すること。そもそもやりたいと思わない「無動機づけ」、ほめられることや叱られることの回避するための「外発的動機づけ」と、おもしろい!やりたい!から行う「内発的動機づけ」などがあげられます。
- 学習方略
- どのように覚えるか、どのように理解するのかという「認知的な学習方略」と、課題に対してどのように気持ちを向かわせるかという「情意的な学習方略」があります。学習者が自分自身はどちらの方略が適しているのかを気づいていくことが必要です。
- メタ認知
- 「自分がわかっていることをわかる」こと。自分自身を客観的にとらえる段階と、そのうえで行動を変える、改善する段階があります。自分自身の状況、状態を正しく把握するためには、自分がいまどのような状態にあるのかを理解することが大切です。
でも実際
こんなお悩みありませんか
そんな悩みを解決するのが
フォーサイト!
現在では自然と生徒が使い分けられるようになった
- 駒場学園高等学校(東京都)様
- 「タブレットにはさまざまなアプリがあって何でもできるから、今さら手帳は必要ないのでは?」という議論があるかと思います。本校でも手帳を導入した当初、このような意見も少なからず出ました。理屈では手帳不要と言えばその通りですが、実際は違いました。多くの生徒がよく書き、書いたページを振り返っています。これは何より担任を始めとした現場の先生方の指導の賜物ですが、タブレットではどうしても得られない手帳の良さがあるからだと思います。生徒は、使用頻度や書き込みの多さ少なさには差がありますが、タブレットと手帳を自然と使い分けています。生徒への指導の前の段階で、手帳の意義への理解が得られれば定着もあっという間だと思います。現場の先生方の理解を得ることが成否を握るかと思います。
生徒の意識が変わり、主体性が向上した
- 北広島市立広葉中学校(北海道)様
- 付録のマネジメントナビがかなり役に立っています。計画を立てるときの指導が大分楽になりました。これまでは細かくフォローできていなかった部分も今では、ナビを手元において自分で考えるようになり、それを手帳に反映させられる生徒も出てきています。なれてくると自分たちで工夫をするようになってきます。時間割の意識、持ち物・忘れもの対策からはじめ、提出物管理、予定・計画づくりにまでレベルアップし、今このあたりにいます。本校としては、最終的に1年の計画を立てられるようになることを目標に、まずは一ヶ月間の予定がしっかり立てられるようになることを目指して先生方が指導されています。
24時間を自らデザインできる力を伸ばす
一般社団法人ライフ&ワーク代表理事
妹尾 昌俊 氏
- 先生方のなかには、児童生徒の生活ノートや日誌の確認が日課という方も多いのではないでしょうか。さて、それはなんのためでしょうか?
- 生徒の様子を確認したい、なにか相談ごとがあれば把握できるなど、さまざまなねらい、目的があると思います。確かにそういう効果もあると思いますが、どこかで、ノートを集めることが目的化している部分はないでしょうか?
あるいは、一人ひとりにコメントを返すので、毎回1時間近くかかっているという先生もいます。
授業準備をはじめ他のやることもたくさんあるなか、生活ノート等に少し時間がかかりすぎているかもしれません。たとえば、フォーサイト手帳の場合、活動ログをメモして振り返りができる点がわたしはとても大事なポイントだと思います。生活ノート等の自由記入欄では何をよいか分からない生徒も多いですが、フォーサイト手帳のようなかたちであれば、書くことがある程度決まっているので、慣れてくれば、スイスイ記入できる子も多いのではないでしょうか。
つまり、先生からの点検、チェックに過度に依存せずに、生徒の自主性、主体性を高める仕掛けをしていくことが大切です。
中高生のうちから、自分の大切な時間をしっかり管理すること、日々の活動で反省点等があったら修正、改善しながら、またチャレンジしてみるという習慣を付けておくことはとても大切です。言い換えれば、フォーサイト手帳では24時間を自らデザインできる力を高めることができるのです。