那須町立那須中学校

~あなたの手帳「myルール」を教えて!~最優秀賞の学校にインタビューしました!

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フォーサイト手帳イベント”あなたの「手帳myルール」を教えて!”
最優秀賞を受賞した那須町立那須中学校にインタビューしました!

2022年度フォーサイトから新しいイベントが開催されました。その名もあなたの「手帳myルール」を教えて!
フォーサイト手帳のちょっとしたこだわりやmyルールを募集し、240作品以上の応募がありました。
応募してくださった生徒のみなさま、ありがとうございました!
今回は”あなたの「手帳myルール」を教えて!”で最優秀賞を受賞した那須町立那須中学校の
大森さんと担任の山﨑先生にインタビューし、手帳のこだわりや学校での指導方法をお聞きしました。

 

~~開くたびワクワク!ポイントは3色の使い分け!~~

大森さん、最優秀賞おめでとうございます!受賞されたお気持ちはいかがですか?

おもしろそうなイベントだし参加してみようという興味本位で応募したので、賞をもらえるとは思っていませんでした。びっくりしたけど嬉しかったです。

今回は手帳のmyルールを応募してもらいましたが、どんなmyルールがありますか?

私のこだわりは2つあります。
1つ目は手帳を色分けして、開きたくなる手帳にすることです。
2つ目は英語で教科や部活を書いて苦手な英単語をフォーサイトで覚えるようにしていることです。

素敵な工夫ですね!手帳の色分けをするようになったキッカケはありましたか?

きっかけは見返したときにワクワクするフォーサイトになったらいいなと思ったからです。
「今週はこの色使おうかな」と決めて毎日自由に楽しく書いています。

『今週のやること』は宿題・持ち物・予定の3項目で管理をしていて、例えば宿題(赤)だったら宿題をする時間は赤で囲んで、完了したら赤でチェック。そうすることで、手帳を開いたときにどのくらい勉強したかをすぐに確認することができて「今日も頑張ろう!」という気持ちになれます。フォーサイトは振り返りが書けるので、振り返りを書いたその時の気分で枠を囲んだり、『来週にむけて』頑張る自分にちょっと絵を書いて応援したり、見返して開きたくなる手帳にしています。英単語も書けばおしゃれな手帳にできるかなと思って始めてみましたが、テストで出てきた時にスラスラ書けるようになってスペルミスも減った気がします。1年生の時は何をどう書けばいいかわからなかったので、上手く使いこなせていなかったですが、2年生になって英単語を書いたり自分のルールを見つけて使いこなせるようになってきたので、その効果が出ていて嬉しいです。

フォーサイトが英語でも役に立っていたなんて嬉しいです!
ちなみに家ではどのタイミングで手帳を開いていますか?

家では手帳を開きながら勉強することが多いです。学校で放課後~翌日の朝のやることまでを記入しているので、勉強中にずっと手帳を開いてチェックを付けながら進捗状況を管理しています。勉強が終わったら宿題のやり忘れがないか、持ち物の準備ができているかを確認して、最後に1日の振り返りを書くようにしています。フォーサイトにはチェックボックスがあるので、チェックを付けることで準備忘れに気づけるのでとても便利です!

あとは勉強する前にメモページに書いた「2年生の勉強10箇条」を見て気持ちを高めるために手帳を開くこともあります。
YouTubeで手帳に勉強ルールを書いている人がいると知って、真似してみました。テスト前とかに見てやる気をアップさせています。

10箇条の中にフォーサイトが入っている!ありがとうございます!これからも素敵なmyルールでたくさんフォーサイト手帳を使ってくださいね!

~~行動を「見える化」し、自分をコントロールさせる ~~

大森さんの最優秀賞、おめでとうございます!山﨑先生のお気持ちはいかがですか?

とても嬉しいです!フォーサイト手帳の活用ルールを定めて運営してきた1年だったので、僕たち教員も自信になりました。他校の作品も見て、フォーサイト手帳はオリジナルの部分を出せるのがいいなと改めて感じました。ぜひ来年以降もやっていただけると、 生徒の励みになると思います。

毎年恒例のイベントにできるように頑張ります!
ちなみに”フォーサイト手帳の活用ルールを定めた”というのは具体的にどんなことをされたんですか?

学校で決めたルールは2つです。
1つ目は”手帳のチェックは週1回”にするということ。2つ目は”終学活の時間を5分延長し、手帳を書く時間を確保”したことです。生活ノートを活用していた時は毎日回収して、コメントして…。とやっていましたが、手帳は生徒の手元にあるべきだと教員間で手帳のあるべき姿を考え、自己管理させるためにもチェックは週1回で十分ではないかと話し合って決めました。

(写真:先生は週1回チェックをしてコメントを記入)

そして、生徒の自己管理力を高めるには、自己管理を高める思考を身に付ける練習が必要だと思い、終学活で手帳を書く時間を確保しました。終学活では持ち物や提出物の確認と、「帰宅後~翌朝までにやること」を記入させ、家では手帳を開いてチェックできる状態で管理するように指導しています。

確かに”自己管理力を高める思考を身に付ける”ことはとても大切ですよね。
実際に生徒さんの変化などはありましたか?

時間の使い方が上手くなって、一人ひとりの自己管理力が上がっているように感じています。
生徒にとって、ごはんやお風呂、寝る時間など一日の流れはある程度決まってきます。
帰宅してから寝るまでの数時間、「スマホ触っていたら一日終わっていた…」ではなく、この数時間をどう使うかという考え方にシフトしてきた生徒は多いですね。

あとは忘れ物をする生徒が減りました。
今日(取材当日)も担当しているクラスで単元テストがあり、ワーク提出がありましたが、提出忘れは学年に一人いるかいないかで、ほとんど忘れないです。手帳に書くから忘れないようになったのは大きいですし、教員も手帳のおかげで忘れ物に対する指導がより明確になりました。

忘れ物に対する指導ですか?詳しくお聞きしたいです!

以前は「忘れないように気をつけてね」と伝えることしかできませんでしたが、書かないから忘れてしまったのか、書いたけど忘れてしまったのか手帳を確認すればわかるので、「忘れないように手帳に書いておこうね」と明確な一手が伝えられるようになりました。生徒も手帳に書けばミスが防げると学ぶので、自己管理のために手帳を使う意味を理解していると思います。

フォーサイト手帳が先生方のお役に立てていることや貴校で手帳がとても根付いていると知れて嬉しいです!

2021年度の途中から定期テストを廃止して、単元テストに切り替えたこともあり、本校とフォーサイト手帳は密接に関わっていると思いますね。

定期テスト廃止?!定期テストがないなんて想像付かないです・・・。

そうですよね。最初は僕も想像できませんでした。でも校長先生が生徒に対して「目標に対して考えた計画を実行し、成功・失敗体験を得てほしい。」と強く想っていたので、定期テストよりも単元テストの方が本校が目指す生徒像にあっているのではないかと議論し、単元テストへの切り替えが決まりました。単元テストのように小さな目標に向けて、学習計画を立てて実行していく。もちろん計画は上手くいくことばかりではないですが、その小さな成功・失敗体験の積み重ねが生徒の自己管理能力向上に繋がっていくし、フォーサイト手帳で管理することでより効果を高められると思います。実際に学習時間の凹凸がなくなった生徒や学力が向上した学年もあります。

(写真:毎月の学習時間記録)

生徒たちも単元テストに対して「今日は何をしないといけないだろう」という思考が自然と身についてきているように感じています。まだ取り組んだばかりですが、引き続き模索しながら学校全体で取り組んでいきます。

”自己管理能力を高める思考を身に付けてほしい”と生徒を想う先生方の姿が印象的で、大森さんのお話から先生方の想いは生徒のみなさんに伝わっているように感じました。フォーサイト手帳はこれからも那須中学校のように、生徒の自己管理能力向上の一助となれるように頑張ります!
大森さん、山﨑先生、素敵なお話をありがとうございました!

※那須町立那須中学校では、公立中学校向けのエントリー版をご利用いただいております。