生徒の状態把握に役立っています。

オオシマ先生と駿太君

先生私立

五十嵐 陽子先生
栄北高等学校 3学年Ⅱ類クラス担任 

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Q,「フォーサイト」手帳を生徒に配るときはどんなお話をされましたか。

3年生になったので、今まで使っていたスタディーレコード(学習時間を記録冊子)と異なり

学習時間だけでなく、

①  「やることリスト」を使って、勉強の内容も考えていこうということ、
②   1週間の振り返りをしようということ
について話をしました。

1週間の記録を客観的に見て、自分の学習内容に偏りがないかなど、
「学習を振り返る」ために毎日書きましょうと伝えました。

Q,書き方はどのように指導されましたか。

毎日書く部分は、①時間軸(時間の過ごし方)②4行日記
という指導をしました。
必ず毎日書くところ
また、月曜日に提出するときには
前週の①土曜日の振り返り②週全体の振り返り③今週のやること
書いた状態で提出するよう指導しています。
月曜日には、今週の計画が大まかにわかっている状態にしています。

Q、なかなか書けない生徒にはどのように指導されていますか。

書いていない生徒には、書いている生徒の手帳を見せて、
自分がどれくらい勉強をできていないのか(もっとできるのか)を実感させるようにしています。
書けない生徒は計画が無いから実行することが出来ず、その結果、
書くべき実績がない状態になるのだと考えています。
そのため、時間軸の欄を左右半分に分けて左側に1週間分の計画を、
右に実行した結果を書かせています。

月曜には今週の計画が立った状態の「フォーサイト」手帳を確認して指導をすることもあります。
私からの指導が入った生徒は次回の提出までに計画を書き直して提出してきます。
それを繰り返して、予定の立て方まで指導しています。

テストの点数が取れず悩んでいた生徒に、この方法で「フォーサイト」手帳を取り組ませたところ、
テストの成績が大変上がりました
その生徒は自分で決めたことをやりきるということに達成感があったようですし、
高校生活の中で一番テスト勉強が出来たそうで、
「こうやればうまくいく」ということがわかり、大変喜んでいました。
三者面談では、保護者の方も大変喜んでいました

Q,「フォーサイト」手帳の確認はどのように運用されていますか。

朝、係に全員分をかごに入れて職員室まで持ってきてもらい、夕方までにチェックして返しています。
書く時間を設けてはいませんが、8時からの学習の前後で、昨日のやったことを書いている生徒が多いようですね。
私は毎日全員分にコメントをつけて返すのですが、
やってみると思ったより時間がかからなくなってきました。
平日なら、38人分見て30分かからないくらい
です。
月曜日は、先週の金曜日の分と週全体の振り返りがあるので、1時間程度かかりますが。
1週間まとめてチェックするよりも、私にとってはこの形があっていると感じています。

Q,コメントを大変細かくつけていらっしゃいますね。

担当科目が体育ですので、受験科目に直接かかわることは出来ませんが、
コミュニケーションを取って、モチベーションを上げることが担任としてやるべきことだ
と考えています。
ですから、「フォーサイト」手帳を生徒との交換日記のようにも使っています。

また、私のクラスは38名の生徒が在籍していて、毎日全員と話せないのが実情ですが、
「フォーサイト」手帳を活用して、出来るだけコミュニケーションを図るようにしています。
進路の相談が多いでが、まれに友人関係などの相談もあります。生徒の状況把握に大変役に立っています。

さらに、生徒にとっては、
「フォーサイト」手帳でのやりとりでしか伝えられないこともある
ようです。
直接私に聞きに来ると、クラスのメンバーから「何かあったのかな?」と思われてしまうだろう
と心配する生徒にも適したコミュニケーションツールですね。

交換日記的な使い方

Q,どのような効果を実感していますか。

まだまだ始まったばかりですので、明確な効果が出ているわけではありません。
しかし、昨年から通して担当している生徒を見ていると、
どの科目の勉強が足りていないかということも考えられるようになっていると感じます。

また、「ほめ!ポイント」で生徒が自分のできているところを書き、
それに私がコメントをつけていることで、生徒が認められているという感情になっている

という感覚があります。
その自己肯定感をもとに次も頑張ろうという良いサイクルが出来ているような感じがしています。

(以上)