高校生活の習慣を身につけるために
~受験を見据えた高校1年~

田代先生1

先生私立

田代 浩和 先生
常翔学園中学校・高等学校  
1学年 スーパーコース担任 

本校のスーパーコースでは非常に濃い授業プログラムが組まれています。

平日は7時間の授業に加え、プラス1時間の学習タイムや補習があります。その後は部活に行ったり、自習を行ったりする生徒が多いです。昨年は京大・大阪大・神戸大各1名ずつ合格者が出て、徐々に進学実績もあがっています。

学習指導に力を入れていることはもちろん、部活も奨励しています。「骨太の生徒」を育てたいという思いから、様々な人生経験をさせたいと思っています。しかしながら、高校は中学と比べると部活も学習も大変ですから家に帰ったら少しも勉強せずに寝てしまう生徒もいます。そんな生徒に少しでも学習習慣・生活習慣をつけさせたいと思ったのが「フォーサイト」手帳導入の理由です。

また高校1年生にとっては中学の時の学習感覚から抜け出すのが大変です。中学の時はほとんどの生徒が塾に通って勉強していますが、高校入学と同時に塾をやめると自分自身での学習計画が立てられなくなる生徒もいます。そのような生徒にどうにかして自分で計画を立てられるようになってほしいと思っています。

田代先生2

「計画的な学習」とは、結局のところは「目標」です。

重要なのは

・何をすべきかを具体的に分かっている

・いつまでにするべきかを把握している

の2点です。

生徒に目標を聞くと「頑張る」と答えることが多いのですが、頑張るという目標だけではやるべきことが分からずに結局ダラダラしてしまうということもあります。中学の学習は量も比較的少ないのでそれでも対応できたのだと思いますが、高校の学習に対応するためには、いつまでに何の問題集をやるのかという具体的なレベルでの計画を前もって手帳に書いてほしいと思っています。そして単に計画を策定・実行するのみではなく、その振り返りもしてほしいと思っています。

そして学習では振り返りがとても大事です。その日に行ったことはその日のうちに復習して忘却曲線の落ち込みをなくすことが必要です。同様に学習計画の見直しも繰り返して、少しずつ計画性を身に付けてほしいと思っています。そこで大切なのが「ふりかえりのくりかえし」です。

受験のためには1年間や半年など長期の学習計画を立てる能力が必要です。しかし、生徒たちにとっては、いきなり長期的な計画を立てることは難しいことです。そこで、最終的には生徒たちが長期的な計画を立てられるように、「フォーサイト」手帳を活用し、計画づくりと振り返りを段階的に指導しています。

年度当初はまず1日の計画を立て、1学期の中間考査前には2週間の計画を立てさせるようにしました。その中でどの問題集をいつまでにやるのかという具体的な計画を立てさせるように指導しました。これが出来るようになった生徒は実際に成績が伸びてきています。

期末テスト前には2週間の計画を立てることに加え目標設定・計画を立てさました。1年生ですと1学期の期末テストあたりでだれてくる生徒もいます。この時期になると「勉強している」と言っている生徒でも、よくよく聞いてみると漠然とだらだらやっている生徒も多いです。そのような生徒は勉強していても成績が上がりませんので「フォーサイト」手帳で状況をチェックしながらアドバイスしています。

次に、数カ月の学習計画作成が出来るようになることを目指し、夏休みを利用して数か月間の計画を立てる訓練をいたしました。

その方法は、夏休み前に

 ・苦手強化の克服

 ・1学期の復習

の2つの目的を生徒に与え、その目的に応じた計画を立てさせました。しかし回収してみたところ、各教科の目標が、「頑張る」という抽象的な目標に留まってしまう生徒が多くなっていました。そこで軌道修正のために夏休みを4クールに分けて、それぞれの時期に具体的に何を行うのかを書かせてから夏休みに入りました。