大田原市立黒羽中学校
大田原市立黒羽中学校

- 学校プロフィール 大田原市立黒羽中学校
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〇フォーサイトアプリ活用の目的やめざす生徒の姿
本校における学習指導全体のテーマである
「自己決定の場を多く設定し、自己指導能力を高めさせる。」の実現に向け、
フォーサイトアプリを全校体制で活用しています。
このテーマの根幹にあるのは、「確かな学力」の育成です。
基礎基本の学力を土台とし、主体的に学習に取り組もうとする生徒の育成を目指しています。
そこで、「フォーサイトアプリ」を活用することで、
生徒のセルフマネジメント能力の育成を図り、
これからの予測困難な時代を生き抜くための資質・能力を身に付けさせることを目指しています。
〇アプリ活用内容
(1)日単位での活用
(2)週単位での活用
(3)定期テスト期間での活用
〇具体的な指導方法
(1)日単位での活用
・毎日の「帰りの会」で、
フォーサイトアプリに入力するための時間を3分程度設けています。
・主な入力内容は、翌日の教科連絡、行事予定、提出物、バス下校時刻です。
・時間にゆとりのある生徒は、その日の学校生活の振り返りまで入力しています。
(2)週単位での活用
・毎週水曜日の「朝の学習」の時間帯で、
水曜日から翌週火曜日までの週の計画を入力する時間を15分間設けています。
・主な入力内容は、「今週の目標」「行動計画」「やることリスト」「目標学習時間」です。
・生徒向けに公開している校内ポータルサイトを活用し、
週程表やバス下校時刻一覧、
朝の連絡事項等から各自の計画に必要な情報を集めることで、実行可能な計画を立てさせています。
(3)定期テスト期間での活用
・テスト2週間前の火曜日に、
範囲表と手書きでメモできる「やることリスト」を配付しています。
・配付された範囲表を確認しながら、
「やることリスト」を手書きでメモさせます。
・範囲表配付の翌日、水曜日の「朝の学習」の時間帯を使って、
手書きの「やることリスト」を見ながら、
フォーサイトアプリで細かい計画を立てさせ、2週間分の予定を入力させます。
〇フォーサイトアプリ導入の効果・メリット
従来は、生活ノートを毎日回収し、
空き時間に職員室まで運んで1冊ずつ開いて中身を確認し、
下校までに返却しなければならなかったため、
フォーサイトアプリによって、業務の負担が減ったように感じています。
特に、教員側の任意の時間でコメントに返信したり、
スタンプを一括で押したりできることが負担軽減につながっていると思います。
「お知らせ」機能を使って、
任意の学年やクラスに向けて連絡事項を伝えられることもメリットです。
時間帯を設定できるので、古い情報が掲載されたままにもならず、
生徒たちにも分かりやすいと感じています。
生徒の声
「今日は朝の学習の時間に初めてフォーサイトを使ってテスト計画の入力をしました。
その日その日のやることが自分の目で見ることができて
何よりも計画の時間が入力によって短縮され、
その分はやく学習に取りかかれるというのが何よりのメリットだと思います。
だからこれからも有効にフォーサイトアプリを使って行こうと思いました。」
〇今後の展望
定期テストの計画に加えて、長期休業中の生活設計についても
フォーサイトアプリの活用方法を検討していきたいです。
特に、学習に関する「やることリスト」だけでなく、
個人の習い事や部活動、校外活動の予定等も、合わせて入力できればと思っています。
そうすることで、1週間または1日ごとの計画がさらに具体化され、
実際の生活リズムに即した行動がとれるようになると考えられます。
また、長期休業中のように生徒と対面する機会が少ない期間でも、
オンラインで生活の様子を確認でき、効率よく生徒の様子を把握できると考えられます。