村上市立神林中学校
村上市立神林中学校

- 学校プロフィール 村上市立神林中学校
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〇フォーサイトアプリ活用の目的やめざす生徒の姿
○活用の目的
自己管理能力の向上のため。
自分の意志でスケジュールを管理し「やりたいこと」「やらなければいけないこと」
をバランス良くコントロールできる姿を目指したい。
最終目標は教員側から点検などせずとも、自分の記録や設計をみて、
自己評価、修正・行動ができる状態の習慣化へ。
○そのように考えた背景や現状の課題
家庭学習が習慣化していない生徒が多い。時間の使い方が無計画で、
メディア使用の時間が長い。他からの指示や指導を待つ依存的な習慣。
○期待していること
生徒:行動、時間の使い方の見える化・時間管理への意識向上・
家庭学習時間の向上・スケジュール管理能力の向上(自分の時間を自分の幸せのために使う)
教員:生徒と教職員のコミュニケーションの充実・働き方改革
〇アプリ活用内容
・全校で統一した時間を設定し、90分以上の家庭学習の計画と振り返りの記入、
その他の予定等の記入を指導。
・終学活時15分のうち、5~10分で「プランニングタイム」を設定し、FSアプリを活用。
・放課後、担任が生徒の入力状況を確認し、コメントを入力する。
〇具体的な指導方法
係生徒の合図でプランニングスタート
①次の日のスケジュールや締め切り等の記入
②家庭学習の計画を立てる。(時間割や宿題、教科担任からの
おすすめの学習を元に家庭学習の内容を考えて、90分以上の家庭学習を設定)
③その日の振り返り(担任へのコメント)を記入
〇フォーサイトアプリ導入の効果・メリット
生徒:
①毎日のスケジュールや締め切りなどをメモし、時間の使い方の見通しをもつようになった。
②家庭学習の習慣化や向上につながった。
今年度、全学年とも1日90分の家庭学習を目標にしているが、
1年生では0時間の生徒はほとんどいない。
③教員とのコミュニケーションツールとして活用することができる。
手書きではなく、スペースも自由なので、思うままに入力することができる。
設定時間外に家で記入することができる。
生徒指導にかかわる情報を入力する生徒もいる。(クラスメイトに見られずに記入)
教員:
①回収・提出不要でいつでも生徒にコメント返信ができるため、
時間の制約がなく業務負担感が減少した。
②複数の職員でクラスの生徒を見取ること出来るようになり、
実態を把握しやすい。現在、複数の職員でコメントを返す体制について検討中。
〇今後の展望
・現在は、その日・翌日の予定や振り返りという短期的な見通しが中心だが、
今後は1週間・1ヶ月など長期を見通して、自己管理をさせていきたい。
(お知らせ管理や学校行事管理などの機能の活用を検討)
・定期テスト前の学習については、全体計画を紙面で行い、
毎日の時間設定と記録をFSアプリで行っている。アプリの有効活用について検討していく。
・不登校支援でも、FSアプリを活用して、
コメントの交換などのオンライン支援を検討している。