がむしゃらに頑張る生徒に、ステップアップする道具を持ってほしい

進級ギリギリだった子が変わりました

「一年生の時は、進級ギリギリで提出物もほとんど遅れていた女の子がいたんです。でもその子がいつも一番始めにフォーサイト手帳を開いてくれて…、提出物遅れもほぼなくなりました。」「あいつも頑張っているんだから俺も頑張ろうという雰囲気がクラスに出てるんです」

 今年、高校2年生で手帳を活用している、桜宮高校の学年主任、太田先生にお話を伺いました。

ステップアップのための道具を持たせたい

スポーツ科学科が設置され、部活を頑張る生徒が多い桜宮高校。しかし、部活最優先の方針は今はありません。「勉強を頑張れない人間は部活も頑張れない」という考え方の元、テストで赤点をとった生徒は試合にでることができないそうです。

 そんな厳しい環境の中でも頑張ろうとする生徒が多く、その様子を見て太田先生はこのように考えていたそうです。「うちの生徒にはがむしゃらに頑張れる子が多いんです。それはそれで大切なのですが、一段レベルアップした努力の仕方も身につけてほしいと思いました。」

特に意識したことは主に2点です

①どのくらいの努力がどのような結果に結びつくのかという振り返りをしてほしい

②自分の目標に向かって、時間を活用できるようになってほしい

 

3年進級時、教員も生徒も楽できるように

そのために太田先生の学年では、予定管理を徹底させました。

学校生活の中で、自然と生徒が予定をメモするように仕掛けを整えました。

HR、終礼では生徒に手帳を開かせてから始める

②集会には手帳と筆記用具を持っていくように声かけする

③テスト範囲は掲示や配布をせず、全て口頭連絡しメモを取らせる

 

一学期間でこれらの習慣づけを学年全体で徹底して行いました。そして2学期。夏休み明けで習慣も少し薄れているかと心配したそうですが全くの杞憂でした。むしろ、行事が多くその中で2年生がリーダーとなる2学期には生徒が今までよりも自主的に手帳を持ち歩き、予定を確認する姿を目にするようになったそうです。

 そして、予定管理の習慣がつくと時間活用の意識も高まったといいます。「大会やテストなどの予定が見える化されることによって、『じゃあ残りの時間でどうしよう』と考える意識が生徒の中に出てきました。こんな目的的な時間の考え方を2年生のうちに身につけてもらえば、3年生になったときにお互い楽ですしレベルの高い指導が可能になります。今年は予想以上に生徒が予定管理の大切さに気付いてくれました。来年、生徒がどう成長するのか楽しみです」

 

桜宮高等学校 2年生での効果をご指導方法例

効果:

①82%の生徒が毎日手帳を開く

②65%の生徒が連絡や行事予定をメモするようになった

③76%の生徒が計画を意識するようになった

お声がけや指導方法:

①GWまで 学年全体で「集会に手帳を持っていくように」と伝える

②一学期間 HRや終礼の際に「手帳を出して」と声掛け

③通年 行事予定やテスト範囲は掲示せず、口頭連絡でメモを取らせる

大阪市立桜宮高等学校

大阪府

■学校プロフィール

豊かな教養と幅広い人間性の基盤の上に、スポーツマインドを持った人材の育成をめざす市立高校。普通科の他、人間スポーツ科学科を設置。
学年主任 太田先生