習慣化の鍵は、開くチャンスをいかにつくるか

足踏みなしのポートフォリオ対策

岩井先生:全校導入1年目なので、今は手帳を使うことに慣れるための期間だと考えています。生徒自身が使いやすさを探っている段階、とも言えるかもしれません。
そのため、先生方が率先して「見本」となり手帳を身につけてもらう工夫をしてくれています。

また、現在高大接続改革が行われていて不安を抱えているのは高校側も大学側も同じだと思います。ポートフォリオ対策としては、より具体的に記録を残すことが大切になってくることは間違いないですよね。手帳を全校導入したことで生徒の記録をタイムリーに残すことができ、2年後に向けて足踏みせずに進めているという良い感覚をもっています。

小さな工夫の積み重ね

長屋 香芳先生

長屋先生:本校ではフォーサイト手帳の使い方に制限をせず、個人の自由に使わせています。その代わりに、生徒が手帳に愛着をもってもらえるような工夫や皆で手帳を開く機会を設けることで、「手帳を習慣化させる」ための工夫を多く取り入れました。

たとえば、
・手帳につける名前を生徒から募集
・表紙に好きな写真や絵を入れることを推奨
・配布用のシールを用意して自由参加型で手帳をアレンジする会を開催
このような、手作り感あふれるオリジナル手帳作りを推奨しました。部活でお揃いのTシャツを着て一体感が増すように、手帳が「武義の輪」をつくりチーム力を高めるためのツールになってほしいと思います。

 

上図:生徒が作成したオリジナル表紙

 

さらに、手帳を活用する生徒が多いクラスの先生の工夫は
・月の初めに月間スケジュールを先生が読み上げて生徒が手帳に書き込む
・毎朝担任の先生が黒板に書いた「今日の目標」を手帳にメモして共有する
手帳を開く習慣作りと合わせ、クラス作りにも手帳を活用しています。

手帳を強制して書かせることは習慣化に繋がらず、生徒自身が本当に必要だと思い手に取って初めて習慣になると思うのです。私たちは「いかに上手に開くチャンスをつくるか」という開かせる工夫をすることで生徒にアプローチしています。

将来を見据えた習慣作りを

長屋先生:フォーサイト手帳は「予定・目標・行動・振り返り」が一つに凝縮されていることが魅力だと感じます。手帳が習慣化されることで先を見通すようになれば、時間や期間を意識することができ、限られた時間を有意義で実りある時間を過ごせるようになると考えています。

 

この手帳を活用し、
・多くの情報から取捨選択して、自己を管理し、自ら行動できる人物
・PDSサイクルによって、一つ一つの行動がつながりをもって行動できる人物
・先を見通して逆算し、今何をすべきかを考えられる人物
を目指しています。全てが生徒の進路実現や、社会に出る人としての基本的習慣づけのためで、長い目で見ても生徒に利益が返ってくると考えています。

 

岐阜県立武義高等学校様

岐阜県

■学校プロフィール

岐阜県美濃市唯一の高校として、地域との関わりも深い学校です。また、大正5年に設立された90有余年の歴史を誇る伝統校です。一人一人が文武両道を達成できることを目標に、落ち着いた環境で学習に励み、部活動では限られた時間を有効に使い好成績を収めていらっしゃいます。また、学校行事にも精一杯取り組まれている、活気にあふれた学校です。
進路指導主事 岩井 浩光先生
       長屋 香芳先生