三浦学苑高等学校
無駄な時間を省き、空き時間を有効に使えるようになった
学校プロフィール三浦学苑高等学校
- 神奈川県
- 手帳
石川 桃子さん
岩間 夏歩さん
佐藤 賢了さん
西山 新一さん
三浦学苑高等学校の特進クラスでは、2013年1月から「フォーサイト」手帳を導入しました。2014年4月には「フォーサイト」使い方ガイダンスも実施。過去のデータから判っていることとして「予定・計画を立てて勉強をする生徒が現役合格している」と伝えたことで、多くの生徒が「フォーサイト」手帳を積極的に活用するようになりました。
生徒たちは朝のショートホームルームの中の2,3分を使って、昨日の振り返りを記入しています。
岩間さん―なかなか書き込むことができませんでした。中学3年の時にも手帳を使ったことがあったのです三浦学苑受験の心得が、受験に関係した必要な予定を書き込むだけで、受験を過ぎたら使わなくなってしまいました。今は先生が毎朝時間をとってくれるので、そこで書くようになりました。
石川さん―楽しかったです。自分の活動や行動が目に見えるようになることが好きだったので、無駄な時間が目に見えるようになって楽しかったですね。
佐藤さん―今まで手帳をつけたことがなかったので正直なところ面倒でした。でも先生たちが手帳をつける意味を教えてくれたので、つけるようになりました。一日にやることの見通しをつけていないと一日がダラダラと過ぎてしまうと言われましたが、自分の実感としても先生の言う通りだったんです。僕は勉強といっても何をやったかが明確でない時があったりしましたし、「振り返り」も得意ではありませんでした。でもせっかくの機会ですし改善しようと思って使うようになりました。
西山さん―意外に楽しかったです。僕はテレビを観るのが好きなので、観たいテレビの時間を先に書いて絶対観るぞと思って行動していました。
Q. 「フォーサイト」手帳を継続して使用することで感じた変化はありますか。
西山さん―最初テレビを観る時間だけ書いていたのですが、そうすると空き時間がわかるので、その空き時間で絶対勉強するぞと思うようになりました。そのうち「フォーサイト」手帳に空欄があると気持ち悪いと思うようになり、今では空き時間をかなり埋められるようになってきました。また「今日やること」の部分を使うと、やるべきことの整理がとてもわかりやすく、まだ一度も宿題を忘れたことがないです。先生も授業中に宿題を出すときに、手帳を出すように言ってくれるので、そこで書き込んでいます。
佐藤さん―僕は周りが勉強しだすと焦ってしまったり、やることがはっきりしないと不安になったりすることがあるのですが、たとえばテストの結果が悪かった時などに、その悔しい気持ちを書いておくようにしています。計画や予定を立てるときには、記載しておいたそれらの気持ちを振り返るようにしています。そうすると、自分自身でモチベーションコントロールもできるようになってきました。
石川さん―時間の使い方を見ることができるようになったのが大きかったです。今まではなんとなくダラダラしているなと思っても、それを把握できなかったんです。「フォーサイト」手帳を使うと無駄な時間が一目でわかるのでそこを減らそうと行動できるようになりました。
Q. 自分で工夫していることはありますか。
岩間さん―私は最初はほとんど書けなかったのですが、4月の「フォーサイト」使い方ガイダンスで、勉強は緑、起床・就寝時間は青、自分の大切な予定は黄色など、予定の種類色分けをして書くと良いということを教わって実際にやってみました。そうすると、勉強時間が少なかった日が一目でわかるようになりました。今後はやることを書いて、それを早めに終わらせるようにしたいです。時間を有効活用できたら自分にご褒美もあげたいです。
石川さんー 復習をするべきだと感じたことは付箋に記入して「フォーサイト」手帳に貼っています。たとえば今週勉強したことを付箋に書いておいて、「フォーサイト」手帳で1週間の振り返りをする時に、覚えているかな?と見直すようにしています。やっぱり復習しないと残らないなと気づいたんです。また模試が3か月ごとにあるので、3か月ごとの振り返りをするようにしています。今後も無駄な時間を減らしていって、自分に打ち勝っていきたいです。
西川さん―授業が終わった時や家に帰った時などにやることを書き出すようにしています。以前はやるべきことを忘れがちだったんですが、書き出すと明確化することができるんです。先生も毎週チェックしてコメントしてくれるので、それも励みになっています。
自分の大切なものを表紙に挟んでいます。
(たとえば英語の教師を目指す生徒はネイティブの先生からもらったメッセージカードを。歳の離れた弟が大好きな生徒は弟からプレゼントされた絵を入れています)
クラス目標を表紙の裏に貼り付けたり、学習管理システムの個人IDパスワードが書かれたカードなど大切なものをファイリングしたりしています。
これらは「フォーサイト」手帳が自分自身の「所有物」であるという意識を高め、自ら工夫と進化をさせようという行動を促すことに繋がっているそうです。
(学校から配られるプリントでは、ここまでの意識改革は難しいようです)